東江・河正雄

俳句

  1. 春霞み 丸い地球の 屏風浦(1991.4.5)
  2. 潮引ける 外川の磯の 北寄採り(1991.4.5)
  3. 恋夢二 宵待草の 君ヶ浜(1991.4.5)
  4. 外川港 極相林に 椿咲く(1991.4.5)
  5. 日の出つる 岬の春は ハワイより(1991.4.5)
  6. 犬吠の 牧水碑詠む 春波濤(1991.4.5)
  7. 春うらら 清明空は こぶし色(1991.4.5)
  8. 春雨に 萬の花 綻びる(1991.4.7)
  9. 高原の風 パステルに 描ききる(1986 夏)
  10. 点滴の 雫に映る 胡蝶蘭
  11. ポリープ切る 小豆の粒ぞ 彼岸かな
  12. 透析の 抱く肩硬き 春痛し
  13. 飛翔像 合歓に辰子か 澄清湖
  14. 南北に 三十八度差の 波岸入り
  15. 去り急ぐ 奈良の都の 散り椿(伝香寺にて)
  16. 安行路 空染め香る 梅や桃
  17. 公示価と 桜前線 上陸す
  18. 一雨や 北国の春 遠からじ
  19. 武蔵野の 五月風切る サイクリング
  20. ふるさとを 田沢と呼ばん 彼岸花
  21. 夜鳴きする 耳鳴り続く 春の旅
  22. 椿壽忌に 同胞のライ史 読み痛む
  23. 象潟へ 芭蕉寒し 雪囲い
  24. 花まつり 苦悩を悟る 法話聞く
  25. 散り急ぐ 桜に集う 小鳥たち
  26. 辛き青春 浜大根に 蝶が舞う
  27. 飛騨の春 告ぐからくりの 三番叟
  28. 昔無き 済州の春に 古老泣く
  29. 代官の 清水を飲みし 蝉時雨(山村代官屋敷の門前にて2005.9.3)
  30. あきのいろ 恋の調べか 虫の声(陳先生縁りの初恋の小道にて2005.9.3)
  31. 山代に 行基薬師湯 谷空木(たにうつぎ)(2015.5.7 加賀山代温泉にて)
  32. 吾子洗い 絆深める 湯船かな(2015 天女の湯にて)
  33. 短くも 今年も鳴きし カナカナと(2015.7.19 清里の梅雨明ける)
  34. 春至り 王仁廟に開く 枝垂桜(しだれざくら)(2016.4.7 王仁廟にて)
  35. 老い迫り 花咲き実なる いつのこと(2016.4.15 清里にて)
  36. 燃え燃えて 義士の華出づ 桜島(2016.5.24)
  37. パステルで 清里の風 花に描く(2015.6.20)
  38. 彼岸にて 酒酔む君か ひばり鳴く(2015.6.22 美空ひばり命日)
  39. ひまわりが 退く君に 垂れている(2016.7.17)
  40. 片貝の 浜で会いたい かもめたち(2016.10.1)
  41. ラベンダーに 面影重ね 偲ぶひと(2018.7.18)
  42. 富良野里 花とりどりの ごちそうよ(2018.7.18)
  43. 印象派 富良野花園で 名画描く(2018.7.18)
  44. 天国は 富良野にありし 花波丘(2018.7.18)
  45. 春競う 咲きそろいたる 梅と桃(2020.2.20 見沼通船堀にて)
  46. 山桜 夕日に映えて 舞い散れり(2020.4.10 木曽呂見沼用水にて)
  47. 雷鳥が 嵐を呼んで 大暴れ(2020.8.13)
  48. かもめ群れ にしんが来たと 古舟湧く(2020.9.2 礼文島にて)
  49. 虹くぐる 奥羽本線 ゴトゴトと(2020.11.9 横堀駅にて)
  50. 軒々の 柿熟したる しぐれかな(2020.11.9 横堀駅にて)
  51. 梅まつり 母も参りし 成田山(2021.2.23)
  52. 漁衆が ニシン来たよと 浜が湧く(2020.9.2 礼文島にて)
  53. 見沼路に 彼岸花咲き 風さやか(2021.9.14 見沼用水にて)
  54. 父母偲ぶ 我が庭に咲く ひがんばな(2021.9.15)
  55. 天高く 深まりゆく 巧の恩(2021.10.3)
  56. カラオケの 友楽しけり 雪は降る(1990)
  57. 名残り雪 石階段の 湯の街に(2022.3.20)
  58. 筋痛む 劣化老化という 春は行く(2022.3.31)
  59. 流れゆく 見沼用水の 散り桜(2022.3.31)
  60. さくら(枝垂桜)街 湯っこ(温泉)さ温まり なまり(方言)聞く(2022.4.18 角館にて)
  61. ラオスより 飛来したる つばめ舞う(2022.5.7 北杜市パノラマの湯にて)
  62. 木漏れ陽に 若葉がそよぐ 照光寺(2022.5.8 岡谷にて)
  63. 信濃の郷は おらが里の そばじまん(2022.5.9 木曽路にて)
  64. 朝霞 唐山水画の 奈良井宿(2022.5.9 木曽路にて)
  65. 天を裂く 雷鳥鳴きて 梅雨の入り(2022.6.6)
  66. 紫陽花の 露とたわむる かたつむり(2022.6.8)
  67. 生きてる絵 無言のままに 梅雨に咲く(2022. 6.8 無言館にて)
  68. 藤揺れる 古城のほとり 栄華散る(2022. 6.8 上田城にて)

書家・峡山・植松永雄作品集

書家 峡山 植松永雄年譜

1940年北杜市白州町白須生
1959年県立峡北高校卒業(現山梨県立北杜高等学校)
1963年二松学舍大学文学部卒業
1964年-2001年県立高校書道教諭(身延高、峡北高、甲府西高、盲学校、中央高)
1968年(28歳)第1回個展(甲府) オリエンタルホテル画廊
1972年(32歳)
-1974年(34歳)
現代書百選出品(東京上野都美術館)
1972年(32歳)植松峡山・小笠原環山現代書二人展(甲府県民会館)
1976年(36歳)イタリアミラノ展出品(ミラノ中央市民文化センター作品所蔵)
1976年(36歳)信玄公祭り 山日紙上に約10年題字揮毫
1978年(38歳)中国歴訪(広州、桂林、詔山、長沙)
1983年(43歳)第2回個展(甲府) 県民会館地下画廊・教壇20周年記念展
1985年(45歳)第3回個展(甲府)甲府西高校 蛇笏生誕100周年記念展
1988年(48歳)中国歴訪(北京、上海、西安、成都)
1993年(53歳)第4回個展(甲府) 県民会館地下画廊・教壇30周年記念展
1994年(54歳)中国歴訪(北京、上海、西安、成都)
1995年(55歳)ヨーロッパ歴肪 (ドイツ;ベルリン、フランス;パリ、イギリス;ロンドン)
1995年(55歳)白州三人展 白州町金精軒ギャラリー
1998年(58歳)植松峡山・平岡陶進二人展(甲府) 県立美術館
2000年(60歳)中国歴訪(上海、西安、敦煌、ウルムチ、トルファン)
2003年(63歳)ヨーロッパ歴肪 (イタリア;ローマ・ナポリ・ポンペイ)
2004年(64歳)台湾歴訪(故台北、故宮博物院)
2004年(64歳)ヨーロッパ歴肪 (スイス;チューリッヒ・アルプス)
2004年(64歳)NHK BSテレビ出演「おーい日本・わたしのすきな山梨県」 風林火山揮毫
2004年(64歳)第5回個展(甲府) 桔梗屋花菓亭画廊
2005年(65歳)アフリカ歴訪(エジプト;カイロ)
2006年(66歳)ヨーロッパ歴肪 (ギリシャ;アテネ・デルフィー)
2007年(67歳)第6回個展市川三郷町趙大門碑林公園「風林火山」展
2007年(67歳)白州六人展 白州町金精軒ギャラリー
2010年(70歳)峡山 植松永雄書50年展(山梨県立美術館)
2012年(72歳)韓国霊岩郡立河正雄美術館作品収蔵
2016年(76歳)光州市立美術館 霊岩郡立河正雄美術館訪問
2018年(78歳)身延山松井坊作品収蔵
2018年(78歳)秋田県仙北市立角館町平福記念美術館作品収蔵
2018年(78歳)書・陶二人展 ノリタケの森ギャラリー
2019年(79歳)浅川巧墓参 ソウル忘憂里墓地
2021年(81歳)浅川伯教・巧兄弟顕彰碑揮毫
2021年(81歳)わらび座作品収蔵
2021年(81歳)田沢湖畔故郷の碑揮毫

評論

峽山書について 辱知 中 込 龢(かず)

書は技術を磨くばかりではなく理論を学ばなければいけない。技術は「線質」で理論は「構成」である、というのが自論である。書いて書いて書きまくり、技術を高くする技術先行型、技術の高いものをウマいと言うので、現代の書道界はウマい字が盛行している。尤もそれら殆んどは師風墨守で、似通った風の林立だが、他の世界ではそれらは盗作と称される。書道界は摩訶不思議な世界でもある。

そんな技術一辺倒がひしめき合う斯界だが、いくらウマくても理論が伴わなければ良いものとは言えない。例えば家を建てるに、相当技術の高い工匠が請け負っても、設計図が良くなければ滿足した家が建たないのは当然であろう。書で設計図に当たるのが構成だ。その構成を学ぶには篆刻の印稿でしかないと思っている。

ところが、書には不思議と書き手の気分みたいなものが投影されることも事実であり、特に日本では心とか魂とか精神論的な見方を重んずる人は多い。峽山書もどちらかと言うと「書は心画なり」の世界であろう。書家の技術をひけらかす書でもなく、ただ好きな書を無欲恬淡に筆を運ばせている、そんな感じに思えてならない。しかし峽山書に見えるのはそればかりではないことも確かであり、考えれば経験が味付けをしているのではなかろうか。若き頃より書が好きであるが為に、貪欲に模索して来て今がある。

書の道は高校の書道部を端に発し、二松学舎での恩師石橋犀水の影響により樣々な体験を積み、同時に学友小澤正氏も忘れてはならぬ存在となった。從兄弟である指揮者小澤征爾氏が「ピアノを彈きっぱなしで11時間目に倒れた」という話を聞き、触発されて「書きっぱなし12時間」を目標に実行したのである。すると一時間程で尻が痛くなり、二時間程で背中が痛く、五時間過ぎると痛さは麻痺、その後指・腕・首・肩全てが痛くなり、最後は筆を指から離すのが一苦労であったなどと実体験をしている。学生時になせる経験ではあるが、熱意はその後の敎職中にも衰えず今に続いている。現在迂生の機関誌に執筆戴いているが、所謂峽山回顧で、始まったばかりだが石橋犀水・森田子龍・篠田桃紅・墨・硯等を挙げ、これから一層楽しみにしている。

と、前置きが長くなったが、書について述べなければいけない。2010年1月末、山梨県立美術館で開催した『峽山 植松永雄 書50年展』の作品集に「峽山書は巧拙で見たらいけない、手本にしてもいけない、本人自身である」と稿を起こしている。作品を見れば楽しげなものの数が多いが、作者は苦労して喘いでいるはずだ。これも「苦あれば楽あり」と言うものであろうか。

「東江句」の短册も楽しげだ。書風としては「春霞丸い地球の…」の搖さぶりは清水公照の自在か、「安行路空染め…」は中川一政のでくのぼうにも見え、「ふるさとを田沢と呼ばん…」は、上田桑鳩の弾みみたいなものが垣閒見えて来る。コピーでよくは判らないが墨色の妙味も感じられる。老子の言に「大巧拙なるが若し」とあるが、これら書が本当の大巧なのか拙なのか、拙に見えることには違いない。しかし、人柄の良さが感じられることは字明の理であろう。

  2020年9月盡

作品収蔵

  • 秋田県仙北市立角館町平福記念美術館
  • 韓国全羅南道霊岩郡立河正雄美術館

短歌

  1. 風そよぎ 青柿ころりと 落つる朝 雲の涯(はたて)に 霊(みたま)と呼ばん(2003.8.15)
  2. 戦争は こりごりですと 吐き捨つる 米寿の爺が 希望なしとう(2003.8.15)
  3. 処暑になり 鳴き始めたる 法師蝉 地球異変か 雨の続きて(2003.8.23)
  4. 震災の 日を思わする 蝉時雨 八十年目の 節目となりぬ(2003.9.3)
  5. 虐殺の デマ流されて 韓人(からびと)の 死者幾千の魂(たま) 浮かばれず(2003.9.3)
  6. 粉雪と 見紛ふほどに 散り急ぐ 山ざくら花 逝きし人偲ぶ(高根町・大柴恒雄町長を偲んで2004.5.29)
  7. 朝鮮の 民芸広めし 巧公 我の祖国に 歴史刻みき(2005.7.4)
  8. 新緑を のせて高麗川 流れゆき おだしき渕に 魚の影見ず(2005.7.12)
  9. 天上(てん)の弦 故郷ありて 人とあり 艱難越えた 山のかずかず(2005.9.3)
  10. 八ヶ岳に生まれし 浅川巧公 韓人敬う 忘憂里に眠る
  11. ふるさとの 八ツ(八ヶ岳)に抱かれ 錦飾る 韓人敬う 浅川巧
  12. 朝鮮で 普通に生きた 巧公 歴史が教える 誠心の人
  13. 我々の 生まれる前の 歴史の根 孫子の代へ 語部とならん
  14. 新緑を 乗せて高麗川流れ行き おだしき淵に 魚の影見ず(2005.9.5)
  15. 一夜にて ぐんぐん伸びる 竹の子に 孫の成長 重ねているも(2006.9.5)
  16. 王仁塚の 散り行く桜に 憂いあり おぼろ月夜の 甲斐駒の峯(2007.9.5)
  17. 聖天院に 毎年短歌で慰霊する 心を込めて一首作れり(2008.9.5)
  18. ポール博士 清泉寮で出会いたり 異邦の二人孤独を語る(2014・1961.5.6に出会う)
  19. 言論の 自由違えておぞましき ヘイトスピーチの 街宣スピーカー(2015春)
  20. 西の方に 世界夢見て 八ヶ岳望む 伯教の里 からびとの郷(2015.6.6)
  21. 無念なや 花岡事件に死に行きし 歴史鏡に 追善の経(2015.6.30 花岡信正寺にて)
  22. こつこつと 書いて行こうよ 歴史の真実 こつこつ歩み 掘り下げ学ぶ(2015.6.30 花岡信正寺にて)
  23. ポプラの絵 とても好きだと 八十歳が 青年の如く 輝きて言う(2015.7.11 呉日「きらら展」にて)
  24. 詫びるなと テレビで論ずる知識人 未来(すえ)の日韓に 桃源ありや(2015.8.9 長崎原爆70周年の日に)
  25. さらさらと 唐松が散る 小春日に 初雪の様に 喜寿を祝う(2015.11.7 清里にて)
  26. 初春に 七福神の寺参り 甘酒の味 御仏の心(2016.1.3 西光院にて)
  27. 知覧より アリランの歌 残し飛ぶ 朝鮮兵の 縁故を捜す(2016.5.22)
  28. 五月晴れ 平和を誓う 鐘が鳴る 慟哭の誓 知覧の空に(2016.5.22)
  29. 沖縄へ 開聞岳を 三回りし 飛び行く岬に 彼岸花咲く(2016.5.22)
  30. 盆の入り 母が使いし扇風機 走馬の如く 巡る面影(2016.7 盆)
  31. ちちははと 師とふるさとを 偲ぶやま 身延の里に 花春近し(2017.3.9 身延山 奥之院 思親閣にて)
  32. 君何処 彼岸参りに善光寺 来る世に幸を 花束にして(2017.3.17 善光寺にて)
  33. ラベンダーの 香る富良野は パラダイス 白雲流る 十勝連峰(2018.7.18)
  34. 七色の 虹の架け橋 南北へ 夢をつないで 天空をまたぐ(2018.8. 8 清里にて)
  35. 木槿咲き 青丘雑記 読みにけり 血滾る青春の 再びの夢(2018.8.17 清里にて)
  36. 冬至の夜 あずきにかぼちゃで 育ちたる 柚子湯に浸り 星の母恋う(2018.12. 22)
  37. 雪解けの 野原で摘んだ 蕗の薹 からりと揚げる 春一の味(2019.2. 25)
  38. 砂塵舞う 砂丘駆り登り 競馬らが 息荒くゴール 鞭音残し(2020.7.20 帯広競馬場にて)
  39. 雪国の 駒と暮らした 我がはる(青春)よ 白馬が駆ける 夏雲流れゆく(2020.7.21 鹿追神田日勝住居跡にて)
  40. だいせつ(大雪山)の 日勝峠 越えゆきて 偲ぶ回顧展 そら(天空)に映る(2020.7.21 鹿追神田日勝記念美術館にて)
  41. 最北の 鮑古丹に カムイ居る 九十瀬番屋守の 歴史ある(2020.9.2 礼文島にて)
  42. 北利尻 南に浮かぶ 桜島 日の本の芯には 不二の山(2020.9.1 利尻島にて)
  43. 風さやか 哲学道の 彼岸花 師と父母の面 並び咲き映す(2020.9.23 京都東山にて)
  44. 我見たり 田沢の湖(うみ)の 国鱒を 奇跡起これと 名残り雪舞う(2021.4.9 田沢湖にて)
  45. 雨晴れて 瑞気香る はなみずき コロナ ウクライナ 不条理晴れず(2022.4.27 千波湖)
  46. 潮風に そよぐネモフィラ 花波となりて 空海に打ち寄せる(2022.4.28 国営日立海浜公園にて)
  47. 菜の花 ネモフィラのハーモニー 印象派の絵を描く乙女
  48. 切にそっとして欲しいとの 知床の遺族に 我も切に祈りし(2022.5.1 NHKニュースを観て)
  49. 苔むした 縄文杉に 春幾度 屋久森潤み 太古に満つる(2022.5.3 NHK「屋久島」放送を観て)
  50. 萌え出ずる グッドボーイズの 球追う声に 我も忘れて エールを送る(2022.5.4 見沼用水散歩道にて)
  51. ふるさとの 木曽川の流れ奏でたる ツィゴイネルワイゼン 天に響く(2022.5.8 木曽親水公園にて)
  52. パステルで 山の芽吹きを 描きゆく 木曽川の流れを 枕にし(2022.5.9 木曽路の宿いわやにて)
  53. 方子姫の 古を 偲ぶよすがの 父君泊りし 木曽の宿よ(2022.5.9 木曽路の宿いわやにて)
  54. 沖縄の 方言は先祖の 文化だと 誇るお婆の 言霊美し(2022.5.18 NHKラジオ深夜便を聴いて)
  55. 戦争は 私が正義と人は言う 無常の来世に 光あるや(2022.5.19 テレビ報道を観て)
  56. 筋痛む 後は頼むぞ桃太郎 鬼の仕業か 梅雨の訪れ(2022.5.22)
  57. 小布施にて やせがえる まけるな詠みて ウクライナ戦一茶如何に詠む(2022.6.9 小布施岩松院にて)
  58. 御開帳 仏光普照と護摩をたく 災は空へ 読経重ねて(2022.6.10 善光寺本堂にて)
  59. 御開帳の 経流れ散華舞う 方子姫ゆかりの 大本願(2022.6.11 善光寺大本願本誓院にて)
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